防犯フィルムはCPマークだけ?
CPマークのハードル
国が一定の防犯性能を持つ製品に対してCPマークを認めているのですが、これはお家の窓などに小さく表示されているので見ればわかります
このようなマークが窓にあれば一定の防犯性能を持つ窓という事になります
最近はペアガラスのお家が増えているのでこのマークも増えていると思うのですが、一枚ガラスの窓ですとほとんどついていないので、その窓にCPマークを付けたいなと考えると、窓ガラスに防犯フィルムを貼ってCPマークを付ける、という流れになります
ただ、防犯フィルムもラインナップがありまして、必ずしもマーク付きの製品が選ばれるとは限りません
CPマークがないとどうなるのか?それに代わるものはないのかを見ていきたいと思います
CPマークの効果
そもそも防犯フィルムの目的は、こじやぶりなどへの抵抗です
不法に侵入しようとすることへの大きな抵抗力になるのですが、防犯フィルムって無色透明が多いので貼ってあるかどうかはパッと見ただけでは分からない事がほとんどです
そこにCPマークが貼ってあることで、不法侵入をしようとする事すら最初からあきらめさせる効果があります
不法侵入は時間と手間がかかることを嫌うと言われています
防犯フィルムが貼ってあるガラスをこじ破るのは相当な労力を要するので(というか普通では出来ないと思います)、そんなに時間がかかる場合は7割以上が諦めるというデータもあります
防犯フィルムを貼る事でCPマークを貼る事が出来ますし、それによってこういった効果も期待できるのですね
CPマーク付きの防犯フィルムを貼るメリットはここにあります
CPマーク付きの防犯フィルムのハードル
それは、条件と価格です
まず条件ですが、CPマークを付けるには条件が決められていて、3mm以上のペアガラスにこのフィルムとか、5mm以上の一枚ガラスにこのフィルム、という具合に決められているので、条件を満たしたら貼れるものなんです
通常のお宅で1枚ガラスの場合、ほとんどが3mmの厚さのガラスなので、そもそもCPマークを貼る条件を満たすことが出来ない場合が多いのです(店舗やマンションだと5mm厚などもあります)
そして価格の部分では、
例えばフィルムケアでは飛散防止フィルムを1㎡7,000円で計算しますが、防犯フィルムとなると16,000円~という計算なので、倍以上するんです
もちろんもっと高いフィルムはありますし、性能もものすごく良いのですが、いきなり価格だけ聞いたらびっくりするのが普通だと思います
職人直通でこの価格ですから、外注する先に頼むとなるともっと上がってしまうのはお察しの通りです
防犯フィルム = CPマーク
というイメージを持つ方も多い中、このハードルは正直なかなかのものです
では、他の方法はないのでしょうか
CPマーク以外の方法
準防犯フィルムとか、貫通対策フィルムというものがあります
これは防犯フィルムよりやや価格は下がり、性能としては大きな差はそこまでないとされる製品です
CPマークというよりも性能が欲しいのだという方はこちらを選ばれていきます
そして、マークがない代わりにお渡ししているのが防犯対策施工済みシールです
これは無色透明で窓の景観を損ねず窓の外側に貼れるシールになるのですが、雨風に耐性を持ちますので長持ちします
このシールを貼る事で突き破りの際に「対策がしてある」と知らせる効果があります
まとめ
CPマークはある意味ブランドのようなものですが、そのシールの効果は
対策を知らせる
ということです。対策してあるから入ろうとするのを諦めさせるのが目的なのですね
しかしそれ自体はCPマークのシール以外にも出来ると思っていますので、今回はそれ以外の方法をお伝えしました
もしもご検討の際はぜひお気軽にフィルムケアにお声がけください
次の記事へ
シャッターとフィルムはどちらが良いですか? »