防犯フィルムの費用を抑える方法は?
防犯フィルムをご検討中の方へ
性能もそうですが、価格も重要な検討項目ですよね。
この記事では、防犯フィルムそのものの価格を抑える方法と、それに代わりうる製品のご紹介など含めてご紹介していきます
自宅での空き巣対策は非常に大切な内容ですので、どうぞご参考ください
ガラスによって用意できる製品が違う
簡単に言いますと、3mm厚のペアガラスと5mm厚のガラスではご用意できる品が変わってくるということになります。
これの理由が、防犯フィルムに貼れるCPマーク(防犯性能を国が認めた証)を貼る条件の中に、3mm厚のペアガラスに対応するのはこの製品、5mm厚はこの製品、というように取り決めがあるからです。
5mm厚のガラスであれば価格を抑えたご提案も出来る場合がありますが、3mm厚の場合はおそらくどこに依頼されても基本的に価格はある程度かかるのが相場です。
こちらに、日本ウィンドウフィルム工業会が発表している一覧を載せておきますね
3mm厚のペアガラスに施工できる製品
会社名 | 製品名 |
FNC | SSP1218CL |
3M | SH15CLAR-A |
リケンテクノス | RIVEX SS1490C |
リンテック | WINCOS 1561UH-F |
2023/3/1現在
上の製品以外は、5mm厚のガラス対応の製品となります
一般家庭の場合は3mm厚が多いと思いますので、上の製品の出番が多いと感じますが、もしも5mm厚である場合は価格を抑えた製品もご紹介できますのでご相談くださいね
防犯フィルムの代替になるもの
CPマークこそ貼れなくとも、防犯フィルムに近い性能を持っている製品もありますので、選択肢の一つとして検討いただくこともあります
そのひとつがグラフィルというメーカーの
貫通対策フィルム SN200
強貫通対策フィルム SN350
というものです
貫通対策フィルムとは
防犯フィルムのように、国の定めた性能試験をクリアしているわけではないのでCPマークは貼れないものの、同じように窓ガラスのこじやぶりに強く抵抗します。
防犯フィルムの防犯性能はフィルムの厚みにも関係しますが、貫通対策フィルムも同じような厚みを持ちます
製品 | 厚み(㎛:マイクロメートル) |
防犯フィルム SH15CLAR-A(3M) | 391㎛ |
強貫通対策 SN350(グラフィル) | 348㎛ |
ちなみに、通常の飛散防止フィルムの厚みは68㎛でして、それだとペラペラのフィルムという感じですが、350㎛辺りになると下敷きのような質感になります
性能としては、防犯性能として証明されていないので断定的な言い方は出来ませんが、不法侵入に一定以上の効果があることは間違いありません。
施工料金
防犯フィルムと貫通対策フィルムの施工料金を比較してみます
1㎡辺りの施工料金(税込みの総額)
製品 | CPマーク対応 | 価格 |
(3M) SH15CLAR-A |
3mmペアガラス | 22,660円 |
(ユタカ) SEC-1260 | 5mmガラス | 16,000円 |
(貫通対策) SN200 | 12,000円 | |
(強貫通対策) SN350 | 13,500円 |
令和5年11月現在
貫通対策フィルムにプラスの機能も
分厚いフィルムは一枚貼って終わりではなく、さらに重ねてフィルムを貼ることが出来ます。
防犯フィルムはマットな感じのものやシルバーなどありますが、貫通対策フィルムは無色透明です。
そこに、ミラー調やスモーク調などの機能をプラスも出来ますよ。
もし検討の結果、価格を抑えることが出来たなら、その分を補助錠や外に敷く石やセンサーライトなど、他の防犯グッズを充実させてもいいですね
フィルム以外の防犯とも
防犯フィルム以外にも、シャッターやガラスそのものを交換など防犯性能を高めることはできます。
ただ、シャッターは性能が高いですが外が見えなくなり光も入らないという一長一短があり、取り付けの費用も大きくかかります。
ペアガラスへの交換も、最近ではサッシを一枚ガラスのままで複層ガラスに交換できる製品も登場していますが、サッシごと交換するよりも費用は抑えられるものの、ガラスは基本的に透明ですので外からの視線対策は出来ません。
窓ガラスフィルムの場合は、既存の状態をなるべくそのままに幅広い対応が出来るのが強みです。
どれも性能が高いですので、上手な組み合わせが良いと考えます。
お気軽にご相談くださいね
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