遮熱フィルムには”透明”もあるんです

暑さ対策に使われる窓ガラスフィルムには遮熱フィルムが使われますが、多くは色味があります。

色味の濃さは選べますので、好みやご事情に合わせてセレクトしていきます。

目隠し要素が強ければ濃く、お部屋の雰囲気を少し変えたいのであれば薄めの色合いを…という具合ですね。

さて、そんな遮熱フィルムですが中には色味の目立たない透明なフィルムがあります。

今回は３Mの製品をもとにしてご紹介していきたいと思います

透明の遮熱フィルムとは

通常、遮熱フィルムの色味というのは暗い感じの色味で、それが濃いか薄いかの違いがあります。

施工をすると、窓がサングラスをかけたような雰囲気にも感じます

※写真は iR-35

色味と性能は比例している感もあり、一般的に色味が濃ければ遮熱性能は高く、色味が薄ければ遮熱性能はそこまで高くないという事が挙げられます。

ですので、透明で遮熱性能があるというだけでも、ものすごい技術だなという事ですね。

しかもその性能もしっかりしているのですから、作る側の努力を尊敬します。

透明遮熱フィルムのご紹介

各メーカー色々取り揃えございますが、今回は３M製品の「Nanoシリーズ」で解説していきますね

引用元 | ３M

Nanoシリーズ

３M社製の透明遮熱フィルムのラインナップです

Nano80sは、それこそ見た目が透明でありながら熱流入を３～４割程度カットするしっかりした遮熱機能を持っています。

フィルムは室内に貼るのが基本ですが、何らかの事情で外に貼る場合のラインナップもnanoシリーズにはあり、外にも対応が出来ます。性能も高いですね。

明るさの数値について

明るさの数値にお気づきの方もいるかと思いますが、通常のガラスのみの状態で実は９割ほどの状態です。

しかし、その違いに気づく人はまずいないと思います。

明るさの違いは、だいたい７割程度まではその違いに気づかないレベルと言われています。

５割～４割になってくると、違いに気づく方が一部出始めるという具合です。

もちろん見比べるとよく分かるのですが、その中にいると特別明るさが気になることはあまりなく、４割程度であれば逆にお部屋の雰囲気がよくなったような気もします。

ただ、感じ方には個人差ありますからサンプルを見るなりして時間をかけてしっかりと考えるところだと思います。

フィルムは１０年以上もちますから、長いお付き合いですからね。

明るさは元の２割程度になると、明らかに暗くなったと感じます

そうする必要がある時以外は、普段の生活への影響を検討されることをおすすめします

施工料金はどれくらい？

施工料金については「透明遮熱」という時点でほかのフィルムよりも価格帯が上になってしまうと感じます。

例えば、今回ご紹介したNanoシリーズで言いますと

（※税込みの総額表示）

となっております。

もちろん３Ｍのような大きなブランドが必要な場合もあります。

しかし、それ以外の時は弊社がよく使用するフィルムがあるのですが、試しにそちらでの施工料金を載せてみますと

（※税込みの総額表示）

というように、価格にも差が出ますのでご要望に応じてご提案いたします。

追加情報として

今回は遮熱機能を主にお伝えしましたが、今回のNanoシリーズには一部「断熱」の機能がついている物があります。

断熱は寒さ対策の事で、室内の熱が外に出にくくする働きの事を言います。

断熱効果は冬の暖房費にも関わってくるので、夏は遮熱・冬は断熱ということが出来る窓になるのですね

そして基本性能として

・飛散防止

・ＵＶカット

この二つもセットでついていますから、フィルムを貼るだけで防災の意味合いを持ち、家や人体にも優しい窓へと変えていくことが出来ます

まとめ

透明遮熱フィルムを貼るだけで得られる効果をお伝えしました。

どのメーカーも素晴らしいフィルムの性能ですので、ご要望やご予算に合わせたものを提供出来たらなと思っています

「こんなのないの？」という事もお気軽にご質問ください