普通のフィルムは防犯効果を持つのか？

窓ガラスフィルムは、通常であればペラペラなものです

これが防犯フィルムになると、下敷きのような分厚さになってくるのですが、価格もそれなりにしてきます

その検討をしている段階で聞かれるのが、普通のフィルムでは防犯効果はないの？という事です

薄いフィルムの粘着力

かなりあります

どれくらいあるかと言いますと、一度貼り付けてしまったフィルム（養生期間を過ぎたもの）は、まず手で剥がすことが出来ません

出来たとしても本当に少しずつ少しずつしか剥がすことが出来ないくらい、爪がすぐに痛くなってしまうような粘着力を持っています

これをはがすには職人のように、やり方を知っていないとベランダ窓をはがそうと思ったら一日仕事になります

これは飛散防止の効果を保障する粘着力なので、どの窓ガラスフィルムでも当たり前の状態です

では、防犯効果は？

ないとは言えない

という回答にとどまります（この言い方が精いっぱいです）

なぜ歯切れが悪いかというと理由がふたつありまして

国が防犯性能を定めている

一定以上の防犯性能がついている製品を国が定めていますから、そうではない製品に対して「防犯性能あります」という言い方は出来ないのです（CPマーク付きの製品のこと）

もしそういってしまうと、何を根拠に？となってしまうからです

保証が出来ない

防犯性能ありますと言って、不法侵入にあった場合は補償が出来ません。つまり、無責任な発言になってしまうので、そういった言い切る発言は出来ません

実際にはどうなるでしょう

実際にガラスをやぶる実験をやってみえる方がいるかもしれませんが、僕の感覚としては不法侵入には非常にジャマだろうと思います

いえ、ジャマでしかありません

一般的に、ガラスのカギの辺りを割ってカギを開けて中に侵入すると言われていますが、まず軽く割れるはずのガラスの破片が落ちないことに違和感があるはずです

そうなると、もっと強くたたかないといけないと思うのですが、基本的に音もたてずに時間をかけないというのが大事なようですから、この時点で困るはずです

どうしてもこじ破りたい場合は、もっと広い範囲を叩いてガラスをフィルムから剥がして（なかなかはがれません）、その次にフィルムを裂かないといけませんよね

と、ここまで想像しただけでもかなりジャマなのはわかります

ですので、あるとないとでは明らかに困るものだと思いますよ

なら、普通のフィルムでもいいか

ちょっと待ってください

音もたてずに速やかに入るにはものすごく邪魔ですが、もしも強引に入ろうとする場合は抵抗力に不安があります

どのくらいの防犯性能を求めるのかによりますが、侵入全般を食い止めたいならやはり防犯フィルムを選ばれた方が安心と思います

ただ、価格が…という事もあります

そういった場合は、防犯フィルムに次ぐ性能を持つ

・貫通対策フィルム

・準防犯フィルム

というものもあります

CPマークは取得していませんが、基本構造はほぼ似ているので、同じような効果が期待できますし、少しだけ価格も抑えられたものになっています

まとめ

お家の安心のために防犯性能を高めることは本当に大切な事だと思いますが、防犯フィルムを貼る際はぜひお気軽にフィルムケアにお声がけください

相談・見積もりは無料で、合い見積もりも大歓迎です