寒さの原因は窓にある

暖房器具の性能も上がり、建物の壁などの断熱性能も上がっていますね

冬は毎年やってきますが、お部屋が寒いのは仕方がないと思っていませんか？

実は、お部屋の寒さの原因のほとんどは窓にあるんです

窓は建物をくりぬいてガラスをはめただけの状態ですから、ガラス一枚では寒さは（暑さもそうですが）防げるはずありません

どんなに壁の断熱性能を高めても窓からの寒さはそれを上回ります

お部屋を暖房であっためても、その熱は絶え間なく外に逃げ続けますが、床や天井・壁といったところに比べて窓はその6割ほどを占めています

そう、ほとんど窓から熱が逃げていくんです

窓は解放感や光を取り込んでくれるんですけど、こういった一面もあるんです

お部屋を暖かくするというのは、窓から熱が逃げるのを上回る勢いで暖房が温めていることになります

ホント、がんばってくれますね

では、有効な対策はないのでしょうか？

シートやプチプチ

昔から、窓にプチプチを貼る方法がありますが、これがどれくらいの効果を上げているのかは測定されたことがないと思います

ひとつ言えるのは、ひいき目に見積もって「やらないよりはマシ」と考えます

まじめに言いますと、

室内が寒くなるのは、室内の空気と外の空気が、ガラスを挟んで温度交換をするからです

その間に挟まれているのがガラスですから、ガラスがもし熱を一切伝えない物質なら、窓が原因で室内が寒くなることはありません

しかしながら、ガラスはとっても熱を伝える物質です

室内のあったかい熱をせっせと外の冷たい温度と交換をしてしまいます

そこにプチプチを貼った場合、ガラスにピッタリくっつくわけですから、ガラス＋ビニール素材になるので、多少は良いのかなと考えます

ホームセンターなどに「断熱シート」も売っていますが、基本的にはプチプチと同じ考えになりますが、中にはガラスとシートの間に空間を空けるものもありますね

空気の層が出来るのはもしかしたらプチプチよりも効果が高いかもしれません

一枚ガラスですと、ダイレクトに室内の空気が熱を奪われますが、空気の層があると一段階あるので、結局熱が奪われるにしても少し時間差があるのかもしれません

ただ、これで大丈夫と言いにくい理由が「性能を表すものがない」ので体感がすべてになるということです

価格としては非常に魅力ですが、効果は疑問です

ペアガラスなどは

ペアガラスやトリプルガラスは、断熱性能が非常に優れています

こちらはガラスメーカーが断熱性能を数字で表しているので、どのくらいの性能があるのかがわかります

断熱性能としては言う事ありませんが、価格は要検討ですね

腰高窓でも10万円～となると、ベランダ窓ですと20万円は考えておきたい所です

これから建てる方はペアガラスで良いでしょうけれども、普通の一枚ガラスをペアガラスにリフォームするのはサッシごと交換するので結構おおがかりです

最近では、サッシはそのままでガラス部分だけペアガラスに取り換える製品も出てきています

ちなみに、複数のガラスは組み合わせを選べますし、空間はガスか空気か選べます。それだけ価格は上がりますが、性能も上がっていきます

寒さ対策としては非常に優れていると思います

窓ガラスフィルムの場合

あまり一般に知られていませんが、窓ガラスにフィルムを貼る事でガラスに機能をつけることが出来ます

断熱機能ももちろん大丈夫です

窓ガラスフィルムは市販のシートとは全く違う製品になっており、JIS規格に基づいた製品です

飛散防止やUVカットも国の定めた試験をパスしていますので、断熱性能もすべて数字で表されています

一枚ガラスに貼るのも良いですし、ペアガラスなどに貼る事で寒さ対策をさらにプラスすることも出来ます

フィルムをはるだけなので大掛かりなリフォーム工事も不要で、近年人気が高まってきています

…国の建物や店舗では当たり前のように貼られているんですけどね

まとめ

冬の窓に適切な対策をすると、効果がしっかりと表れます（夏も同様です）

フィルムケアは窓ガラスフィルムの施工専門店です

もしもご検討の際はお気軽にお声がけくださいね

相談・見積もり・現地調査は無料です