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窓ガラスフィルムはなぜ暑さをカット出来るの?

なぜ貼るだけで効果が高いのか?

 

ペラペラのフィルムを窓に貼るだけで暑さがカットできるという窓ガラスフィルム

 

夏が快適になるのは素晴らしい事ですが、なぜ貼るだけで効果があるのでしょうか

 

よく使われる一枚のフィルムをもとに、見ていきたいと思います

 

涼しげなすだれの画像

 

 

RSP35

 

今回はRSP35というミラーフィルムを例に出していきたいと思います

 

iR-35外からの画像

 

外からの見た目はこんな感じの鏡の状態のフィルムですが、なぜこれを貼ると暑さの対策になるのでしょうか

 

 

RSP35の性能値

 

遮蔽係数 日射透過率(%) 日射反射率(%) 日射吸収率(%)
0.48 29 30 41

 

遮蔽係数

 

非常に分かりやすい数字で、1.0が100%と考えていますから、0.48という数字は48%の入ってくる熱をカットする性能があるということになります

 

 

日射透過率

 

外からくる日射をフィルムを素通りさせる割合を言います

 

RSP35の場合は29%の熱がフィルムを素通りして室内に届くという事になります

 

 

日射反射率

 

外からくる日射を反射する割合を言います

 

RSP35の場合は30%の日射熱を反射することがわかりますね

 

 

日射吸収率

 

外からくる日射熱をフィルム自体が吸収する割合を示します

 

RSP35の場合は41%の日射熱を吸収して保持しようとすることが分かりますね

 

 

つまり

 

フィルムは、日射を反射・吸収しながら室内に入る熱をカットしているんですね

 

その結果が遮蔽係数に現れるという形になっています

 

 

光はどうなのか?

 

熱をカットする機能が高いほど、室内が暗くなるという事もありますが、それも数字に表されています

 

可視光線透過率(%) 可視光線反射率(%)
37 33

 

可視光線透過率

 

外から入る光をどの程度にするのかという数字になります

 

RSP35の場合は37%となっているので、約4割ほどの光の量になるのですが、数字だけ聞くと暗くなったと感じますよね

 

実際の画像ですとこんな感じになるのですが

 

iR-35の中から見た画像

 

暗くなったという印象を持つ方はそんなに多くない印象です

 

むしろ、暑さが和らいでいるので少し暗くなった方が雰囲気がでてさらに涼しく感じるという方もみえます

 

ただ、リビングなどは極力明るくしていたいなどの理由がある時にはもう少し明るいものをおススメしています

 

逆に、お店などでいつも灯りをつけている場所ですと、もう少し暗いものでも全然気にならない、という場合もあります

 

 

可視光線反射率

 

これは、外からの視線を何割反射するのかという数字になります

 

RSP35の場合は33%となっていますが、だいたいこれくらいになります

 

iR-35外からの画像

 

パッと見て中の様子は分からないと思いますが、これはそばまで近づいていますから、もう少し離れると余計に見えにくくなります

 

33%という数字があまり大きくない印象を受けますが、例えば強いミラータイプで反射率が50%というと、もう完全に鏡のようになるので、33%というのも決して低い数字ではありません

 

 

ここまでの数字

 

これらの性能値は各メーカーから出されているのですが、そもそも窓ガラスフィルムはJIS規格に基づいた製品なので性能値がはっきりしているのですよね

 

ホームセンターなどのシートの場合はこういった性能値はありませんので、見た感じ、貼った感じで判断することになります

 

似ていますが、全然違うものになります(性能も)

 

 

まとめ

 

ミラータイプがどうして暑さをさえぎるのかについてでした

 

あんな薄いフィルムなのにすごい性能だなぁと、貼りながらいつも思います

 

実際に夏の窓に貼っていると、最初はものすごく暑いんですが、貼ると全然変わりますからね(またすぐに貼ってない窓に行くので暑いんですけど)

 

 

もしも暑さ対策などでお考えの時は、相談・見積もり無料のフィルムケアまでお気軽にご相談くださいね

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