窓ガラスフィルム 貼っても熱割れしないガラス
熱割れしにくいガラス
窓ガラスフィルムを検討するときにどうしても心配になるのが熱割れです
大きな窓であるほど、ペアガラスやトリプルガラスのようなもの、網入りガラスなどでもそのリスクは確かにありますから、熱割れ計算を行ってフィルムをよく選定する必要があります
しかし中には、そんなに熱割れを心配しなくても良いガラスもあります
通常よりも耐久性のあるガラスの場合は実はそこまで熱割れの心配をしなくてもよく、フィルムの選択の幅が多い、という場合もあるんですよ
耐久性が強いガラスとは
・強化ガラス
・合わせガラス
・倍強度ガラス
などがそれに当てはまります
窓にそんな感じで書いてないので非常に分かりにくいと思いますが、製品名がもしわかればそれを検索することで分かります
例:ラミセーフセキュリティ
→ 合わせガラス
というような具合です
耐久性が強いというのは、普段の使用で何かがぶつかったときの衝撃への耐久性という事ですが、熱割れへの耐久性も高いのです
もしもご自宅のガラスが上のような耐久性の高いガラスであったなら、ほとんど心配なく窓ガラスフィルムを検討しても良いと考えます
どれくらい違うのか?
違うと言われてもピンとこないと思いますので少しお伝えしますと、ガラスには許容応力というものがあります
字の通り、応力を許容できる範囲という事ですが、応力とは何かというと
ガラスが伸び縮みする範囲を言います
つまり、温度差でガラスは伸び縮みするのですが、それを許容できる範囲がガラスごとにあるということなんですね
通常のガラスですとその値は17.7とかなんですが、季節でガラスが伸び縮みする範囲がその17.7を超えない範囲であれば熱割れのリスクはないと判断するところです(実際は1割程度余裕を持たせます)
簡単に言いますと、ガラスの許容応力が17.7だったら、冬のガラスの応力が20であった場合、許容量を超えてしまうのでガラスは割れてしまうという事になります
それで、通常のガラスの倍くらいの許容応力があるものが倍強度ガラスだったり、強化ガラスだったりという感じでありますから、フィルムを選ぶ際は非常にゆとりのある選択が可能になります
例として言いますと
濃いミラータイプのフィルムを室内に貼れない(熱割れ計算上)ペアガラス(外も中も普通のガラス)があったとします
しかし、内側が倍強度ガラスだった場合は濃いミラータイプのフィルムは室内に貼ることが出来ると思います
それくらい結果が変わってしまうのですね
こういったガラスは店舗の道沿いや、マンションの高層階に使われていることもあるので、実は知らないだけでそういうガラスだった、という事も現地調査で分かる方もいらっしゃいます
防犯ガラスは違うのか?
防犯ガラスは耐久性ではなく防犯性能が高いガラスの事を言いますので、一概に強いガラスですとは言えません
ただ製品によっては、合わせガラスを使った防犯ガラスもあり、その場合は耐久性も強いガラスという事になります
単純に防犯性能が高いという名目で防犯ガラスとうたっている場合はこの限りではありません
まとめ
自分の家に使われているガラスがどんなガラスなのか、きっと最初に説明を聞いたと思うのですが最初って聞くことがたくさんあって忘れてしまいますよね
例えばペアガラスですと本当に環境によってですが、選べるフィルムが少なくなってしまったりしますが、もしも耐久性の高いガラスだった場合はほぼ心配なく貼れるという事になります
もしもご検討の際はフィルムケアは相談・見積もり無料ですのでお気軽にご相談くださいね
前の記事へ
« どこの窓ガラスに地震対策すればいいの?次の記事へ
地震対策が出来ているペアガラス »