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防犯フィルムとCPマーク

CPマーク付きの防犯フィルム

 

CPマークとは国が「一定の防犯性能を持つ」と認定した製品につくマークですので、このマークがついていれば一定程度の防犯性能を有する製品という証明になります

 

窓の端っこにこんな感じでついていることが最近では多いですね

 

窓についているCPマークの画像

 

最近の建物はペアガラスが標準ですので、ほとんどついていると思います

 

 

ただ、ペアガラスにしろ普通のガラスにしろ年間を通して防犯フィルムのお問い合わせは多いのですが、たいていみなさんご自分で調べられた上でCPマークがついた防犯フィルムをご希望されます

 

そこでネックになってくるのが…価格です

 

業者である僕が言うのもなんですが、CPマークがついたフィルムって本当に高いなぁと思っています

 

最も安いフィルムと比べると4倍くらいでしょうか。もちろんそれだけ性能がちがうんですけど。

 

フィルムケアでは飛散防止フィルムを1㎡7,000円で提供していますが、CPマーク付きの防犯フィルムは1㎡29,800円とかします(もちろんピンキリです)

 

 

しかも、CPマークを付けることが出来る条件もなかなかやっかいで、ペアガラスのお宅ならほぼ大丈夫なんですが、普通の一枚ガラスの場合は大抵は条件を満たさないのがほとんどです

 

 

CPマークの条件とは

 

 
窓ガラスの種類別CPマーク貼付の必要条件

防犯フィルムとは、フィルムの厚みが350㎛以上で、日本ウインドウ・フィルム工業会が指定する接着剤を使用し、防犯フィルム施工技能者(国家検定技能士)が厚み5㎜以上のフロートガラス及び3㎜厚複層ガラスに施工するものである。
3㎜厚複層ガラスに施工できる製品は、該当する性能評価試験に合格したものに限られる。

引用 | 日本ウィンドウフィルム工業会

 

ペアガラスのお宅であれば通常は3mm厚以上のガラスが使われているので、この条件は満たします

 

しかし、一枚ガラスの場合は5mm厚のガラスが条件ですのでなかなか満たさないのが現状です(だいたい3mmが多いと思います)

 

でも高層階や店舗ですと厚いガラスがほとんどですので大丈夫な事もありますね

 

その他にも、カギはサブロック機能があることと、補助錠をつけることが条件となります(はめ殺しの窓はここは必要ありません)

 

 

そして先ほどお伝えした価格の話に戻りますが、上の条件を満たした環境に対して決められた製品を貼り付けることでCPマークが貼られます

 

その「決められた製品」の価格が高いんですよね

 

…なかなか全体にいきわたるには敷居が高いかなと思っています

 

もちろんCPマークを貼る事で防犯性能は大きく向上している事の証明になりますから、突き破ろうとすら思わないような効果も期待できます

 

実際の防犯性能と同時にブランド力のようなものも付きますから、あった方が良いのは間違いありません

 

 

代替案として

 

同程度の防犯フィルムをご提案することがあります

 

マークがどうしても…という場合を除いて、防犯性能がほしいんだという事であれば各メーカーには様々なラインナップがあるんです

 

・貫通対策フィルム

・準防犯フィルム

 

というようなものもあり、CPマーク取得製品ではないものの、防犯性能を決定づけるフィルムの厚みや接着力はほぼ同等と言ってもよいくらいです

 

そして価格の面から言っても、例えば1㎡18,000円という、非常にリーズナブルな感じになっています

 

大抵そういったフィルムの施工を行った後は「防犯フィルム施工済み」という外に貼れるシールをお渡ししていますから、ブランド力に似たような効果を発揮すると感じます

 

 

防犯フィルム施工店一覧

 

防犯フィルムを施工できるお店は多いのですが、国家資格を持って日本ウィンドウフィルム工業会に登録している施工業者はこちらの一覧にあります

 

CPマークを貼り付けできる施工店一覧(日本ウィンドウフィルム工業会)

 

一覧にある施工店はCPマークが目的でなくても、その他にもやはり詳しいので防犯フィルムに関しては頼りにしても良いのかもしれませんね

 

 

まとめ

 

色々悩ましい防犯フィルムについてでしたが、僕の体感ではCPマークよりも機能を求める方が多いので強貫通対策を貼られる方がほとんどかなという印象です

 

いずれのフィルムを選んでも、しっかりと防犯性能を上げることは間違いありませんのでもしもご検討の際はお気軽にお声がけ下さいね

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